“前進し続けるロックバンド”・KANA-BOONの成長っぷりが目まぐるしい。
次々と夢を叶えてきたKANA-BOON!
シングル「盛者必衰の理、お断り」で、2013年にメジャーデビューを果たしたKANA-BOON。
4,000組の応募者が集った新人発掘オーディションで優勝し、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのオープニングアクトを務めたインディーズ時代から話題を呼んでいた彼らだが、デビューからわずか1年で楽曲「シルエット」がアニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」のオープニングテーマに抜擢されたことでも注目を集めた。
「NARUTO」とタイアップしたいというかねてからの夢を叶えたKANA-BOONは、2015年には全国ツアー「KANA-BOONのとぅるとぅるかむとぅるーTOUR 2015」を開催。同年3月には大阪城ホールと日本武道館でライブを披露し、凄まじい勢いで次々と夢を叶えてきた。
関ジャニ∞に楽曲提供したことでも話題に!
さらに、ボーカル・谷口鮪が作詞作曲を手掛けた楽曲「ナントカナルサ」を関ジャニ∞に提供したことでも話題となった。
その後もCM曲に「なんでもねだり」や「君を浮かべて」が抜擢される他、アニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第2期や「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」のオープニングテーマに楽曲「Fighter」と「バトンロード」がそれぞれ起用されている。
2018年はデビュー5周年のアニバーサリーイヤー!
そんなKANA-BOONは、デビュー5周年となる今年を記念し、5シーズンにわたり、5作品のリリースと5つのイベント開催を実施する企画を展開している。
5周年にちなみ全国47都道府県を巡りながら計55公演を開催するワンマンツアー「Let’s go 55 ONE-MAAN!!」の真っ最中の彼らだが、12月19日にはEP『ネリネ』がリリースされた。
今回は、収録曲「ネリネ」について独断と偏見で語りたいと思う。
可愛い子には旅をさせよ! “箱入り娘”が一歩踏み出すMVに注目
“変化”や“信じる恋”を花言葉に持つ、前作「アスター」のテーマが揺れる恋心だったのに対し、今回は“またあう日を楽しみに”や“幸せな思い出”の他、“箱入り娘”といった花言葉を持つ「ネリネ」という面白い花を選んできたKANA-BOON。
そんな同作のMVにはまさに“箱入り娘”が登場するが、この少女は“脱”箱入り娘になろうと執事を解雇する他、両親に回し蹴りを披露するなど、彼女がいる環境と必死に戦う様子が描かれている。
そして、最後に一人で旅に出ていく様子からは「可愛い子には旅をさせよ」というフレーズが浮かばずにはいられなかった。
いつまでもぬるま湯に浸かっているのは確かに楽だが、少女にはきっと何かしらの夢や目標があるのだろう。それらを掴むために今いる環境から脱却し、これから先のつらさや厳しさをも受け入れる覚悟があるような強い意志を感じた。
少女はKANA-BOON自身を投影?
少女が現状と戦うその姿は、メンバー自身を表しているのではないかとも考えた。
よく“乗れるロックバンド”としてうたわれがちだった彼らは、主にダンサブルな楽曲をライブやフェスなどのイベントシーンで披露し、観客やファンを盛り上げてきた。
それだけに、KANA-BOONは自分たちが挑戦してみたい音楽にファンが付いてきてくれるのか、不安や葛藤もあったのだと思う。
しかし、それらに負けずに彼らはやりたい音楽に挑み続け、奏でたい楽曲を追求し、曲自体の質を上げている。そんな進化し続ける新しいKANA-BOONにはファンからの支持も絶えない。
そこに至るまでには、難しいことやつらいことなども多々あったと思うが、それでも彼らは一歩踏み出す勇気を持っていた。少しでも前進してほしい。そんなメッセージも込められていると思った。
谷口鮪さん「日常に光を」
楽曲について、鮪さんは「これからのKANA-BOONに欠かせない主要曲。花言葉の『箱入り娘』がキーワード。日常に光を、歌いながら踊りながら、小さな悩みや深い孤独から、片足ぐらいでも抜けられたら。そんな願いも込めております。ウキウキする」と公式Twitterで綴っている。
「ネリネ」
— 鮪 (@kanaboonmaguro) December 19, 2018
これからのKANA-BOONに欠かせない主要曲。
花言葉の「箱入り娘」がキーワード。
日常に光を、歌いながら踊りながら、小さな悩みや深い孤独から、片足ぐらいでも抜けられたら。
そんな願いも込めております。
ウキウキする🌞https://t.co/l132qbNSeI
これからも邁進し続けるKANA-BOONを応援しようと思ったと同時に、自分も夢を掴むまで諦めずにもがき続けようと思った。