ミュージック バンク

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感性に訴えてきた楽曲を、ちゃんさきセレクションでお送りする音楽ブログ。独断と偏見で綴っています。

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KANA-BOON、夢と希望が詰まったバトンをパス!【CDJ18/19 ライブリポ】

ロックバンド・KANA-BOONは、年越し音楽フェス・COUNTDOWN JAPANの最終日となる12月31日に出演し、立て続けに披露したダンスチューンでフロアを揺らした。

かねてからの夢を叶えた楽曲で、勢いよくスタート!

リハーサルから「クラクション」「ウォーリーヒーロー」と、ロックスピリットあふれる楽曲を披露したKANA-BOONは、「シルエット」で元気よくキックオフ。

一歩前進した彼らを見てほしいという願いを込めて、“いっせーのーせで踏み込むゴーライン”というフレーズが含まれているこの曲でスタートを切ったのだろうか。デビュー5周年イヤーを記念し、5シーズンにわたり、5作品の発表と5つのイベントを開催する企画を展開しているKANA-BOONは、確実に進化している。

また、同楽曲でアニメ「NARUTO」とタイアップしたいというかねてからの夢を叶えただけに、彼らにとって思い入れが強い曲に違いない。

KANA-BOONなりの“応援歌”で、観客にエールを!

そして、そのまま「ディストラクションビートミュージック」へと持ち込み、気晴らし(distraction)にふさわしい“アッパーなビートに合わせて”観客を躍らせた。

続いて披露したのは「Fighter」。彼らなりの応援歌で観客にエールを届けると、「KANA-BOONです、よろしくお願いします! 2018年最後のライブになります」と元気よく挨拶。今度は「彷徨う日々とファンファーレ」へと持ち込んだ。

逢いたい人に逢えない切なさを描きながらも、最後は主人公が自分の心に従うことで、聴き手にハッピーエンドを想像させる同楽曲。自分らしい選択をしてほしい。そんな想いを伝えたかったのだろうか。

その後は、“夢を信じれば叶う”という想いが詰まった「結晶星」、お正月ナンバーにふさわしい「盛者必衰の理、お断り」、インパクトが強い「フルドライブ」を立て続けに披露。

途中、ボーカルの谷口鮪は、ギター・古賀隼斗やベース・飯田祐馬と仲良く向かい合いながら演奏する姿もあり、ファンからは歓声が飛び交った。

谷口が「俺らのテーマソング」と話した“あの曲”も披露!

MCで谷口は「フルドライブのサビ、俺、何言ってるのかわからなくなって(笑)」と興奮していた様子も明かしながら、「新曲やってもいいでしょうか? 俺らのテーマソング」と新曲「ネリネ」を披露した。

ネリネ」については、過去に書いたこの記事を読んでみてほしい。

musicbank.hatenablog.com

「嫌なことを忘れるまでに行かなくても、乗り越えられたら」

その後は、“チャーハンの曲”で知られる「ないものねだり」を披露。“COUNTDOWN JAPAN”のコールアンドレスポンスが沸き起こり、「すげぇみんな綺麗な声をありがとうございます」と谷口は大合唱に感動していた。

続くMCで「たぶん今年みんなもいろんなことあったと思うけれど、嫌なことを忘れるまでに行かなくても、乗り越えられたら。みんなの生活がちょっとでも華やかになればいいなぁと思います。来年もライブいっぱいするから」と2018年を振り返りながら、メッセージを送った。

そして、「残りの体力をバトンに乗せて」という言葉とともにラストナンバーを飾ったのは、「バトンロード」。「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」のオープニングテーマに起用されている同曲で、メンバーが観客一人ひとりにバトンを託すと、背を向けながら拳を突き上げ、場を後にした。

KANA-BOONの今後の活動にも期待!

公演終了後、谷口は自身の公式Twitterで「ライブ納め、アースはやはり圧倒的! 来年もこのステージに立てるように、1年頑張ります! 今年出会ってくれたみなさん、今年も応援してくれたみなさん、どうもありがとうございました。2019年はますます気合い入れて活動しますので、楽しみにしててください それでは、良いお年を!」と綴っている。

「シルエット」で始まり、「バトンロード」で終わったKANA-BOON。「NARUTO」はどれだけ彼らに力を与えてきたのかわからないが、彼らにとって思い入れのあるものであることに違いない。

前進を止めることなく成長し続けるKANA-BOONを、これからも応援していきたい。

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私のロックの原点は、KANA-BOONでした