“前進し続けるロックバンド”KANA-BOONが攻めている。
KANA-BOONの新曲に絶賛の声、続々!
ニューシングル『ハグルマ』を3月6日にリリースしたKANA-BOON。
デビュー5周年を記念し、昨年から5シーズンにわたり、5作品のリリースと5つのイベント開催を実施する企画を展開中の彼らは、“シーズン5”となる今春に同シングルを発売した。
楽曲「ハグルマ」は、アニメ「からくりサーカス」のために書き下ろされたテーマソングで、主題歌OPとして起用されている。
ボーカル・谷口鮪は、「自分にとって人生を支えてくれた大切な作品」「『からくりサーカス』は現在の自分を創り上げ、そして生かし続ける為の大きな歯車のひとつとなっています」と“からくりサーカス愛”を綴っていた。
アニメ「からくりサーカス」の主題歌を担当します!
— 鮪 (@kanaboonmaguro) December 21, 2018
自分にとって人生を支えてくれた大切な作品なので、最大限の愛と熱を持って新曲「ハグルマ」を書き下ろしました。
楽団員として参加できることがとても嬉しいです。
是非観てね👍https://t.co/CqduEq5yE4
自らの選択で手にしたこの音楽で、好きな作品に参加できるというのはファンとしてもミュージシャンとしても最高に嬉しいことです。
— 鮪 (@kanaboonmaguro) January 10, 2019
「からくりサーカス」は現在の自分を創り上げ、そして生かし続ける為の大きな歯車のひとつとなっています。
既にライブでも披露され、その疾走感あふれるアッパーチューンに虜になる人が続出している新曲「ハグルマ」。
Twitterでも「かっけえ」「鳥肌立つ」「好き」などと、絶賛する声が絶えない。
今回はそんな「ハグルマ」の魅力を独断と偏見で書いていきたい。
「ハグルマ」は、“音”に注目!
中毒性のあるギターリフと、ベースライン… 「ハグルマ」はなんといってもそのアグレッシブなサウンドが魅力だろう。
しかし、それだけでなく、谷口が書く歌詞にも注目してほしい。
“咲かす”が“サーカス”に聴こえる“からくり”があり、アニメ「からくりサーカス」のタイトルを想起せずにはいられない。
また、“ラッパ”、“着火”、“真っ赤”といった言い回しや、“様々”や“バラバラ”などの表現が見られ、ところどころ韻を踏んだ遊び心が見られる。
そんな思わずにんまりとしてしまうようなユーモアあふれる「ハグルマ」だが、歌詞からは真剣で前向きなメッセージ性が伝わってくる。
かつても疾走感あふれる「フルドライブ」や「Fighter」のようなナンバーをリリースしてきたKANA-BOONの、“昔を超えた”かっこよさを感じた。
切なさあふれる「オレンジ」も必聴!
「ハグルマ」では“かっこいいKANA-BOON”が感じられるが、一方で、“切ないKANA-BOON”が見られるカップリング曲「オレンジ」も聴いてほしい。
柔らかく温かみのある、明るいものの、どこかちょっぴりおセンチな気分になってしまう「オレンジ」は、散歩中に夕焼けを見ながら聴きたくなるようなナンバーとなっている。
さらに、カラスの鳴き声と“阿呆”と掛けている点や、“薬”と“クスリ”という笑い声を重ねているところなど、こちらも小洒落た歌詞が見られる。
ここまで掛詞が見られると、「ハグルマ」で登場する“枯らす”という言葉と「オレンジ」の“カラス”でも繋がりがあるのだろうか。
その真相は分からないが、“攻”の「ハグルマ」と“守”の「オレンジ」のいずれも“KANA-BOONらしさ”が際立つ楽曲となっている。