ミュージック バンク

ミュージック バンク

感性に訴えてきた楽曲を、ちゃんさきセレクションでお送りする音楽ブログ。独断と偏見で綴っています。

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コラム

YUNGBLUDとBMTH・Oli「Happier」の“主人公”を“反面教師”とした――そこから考える“幸福への道標”

あなたは誰かを本気で好きになったことがあるだろうか。 あまりにも突然な問いに驚いてしまった人も少なからずいると思うが、本気で誰かを好きになった人になら、穏やかで温かい想いとは裏腹に芽生える恐怖心に悩まされてしまう気持ちも分かるのではないだろ…

“甘辛MIX”で刺激的♡ 1つのプレートで2種の味わいが堪能できる【デビアン秋の豪華メニュー】がたまらない

今年5月にビクターエンタテインメントよりシングル『ar』をリリースし、メジャーデビューを果たしたDevil ANTHEM.(通称:デビアン)。 彼女たちの“加速していく(accelerate)”といった意志が存分に表れた同シングルに続き、既に先行配信がスタートしている…

【ジェニーハイ】まさかの典子さんが欠席した“クラシックコンサート”の幸先

ファン待望のアルバム3作目『ジェニークラシック』をリリースしたばかりのジェニーハイ。 コアなファンが待ち望んでいたのは、何より“典子さん”の行方だろう。 愛すべき典子さんの魅力に迫る パートナーを夢中にさせるべくダイエットに励むも、大好きなタピ…

とってもダメウーマン! ヤバT、花冷え、ジェニーハイで紡ぐ、崖っぷちOLのとある日々

新卒の際に入社した会社を除き、これまでメディア関連の仕事に携わってきた。 そんなちゃんさき氏だが、自分に合う会社だけでなく、合わない会社に所属していたことも少なくない。 つい先日、最終出社を迎えた企業は後者だった。 こればかりは入社してみない…

“ロックンロール・ドリーマー”の音色は、今日も鳴り止まない

はじめに あなたは心の中の“ロックンロール”をかき鳴らしているだろうか――。 “ロックンロール”。“ロック(rock)”と(and)“ロール(roll)”からなるこの言葉。日本語に無理やり訳すとしたら、“石が転がる”である。より分かりやすく表現するとしたら、“意思…

PIGGSの「まじ無理ゲー」から感じた、“ポジティブな無理”精神

“無理”という言葉を避け続けてきたのは、いつからだろう。 筆者は“無理”という言葉が嫌いだったのだ。昔からプライドがやや高いからだろうか。あるいは、負けず嫌いな性格も影響していたのかもしれない。まだまだ秘めているかもしれない可能性を、“無理”と言…

夜と私――部屋で踊る不器用な踊り

周りを見渡せば、エンタメを現場で楽しんでいる人がいる。ライブやフェスに参加したり、映画を観に行ったり。とにかく、みんな楽しそうだ。 それもそのはず。今ではだいぶ新型コロナウイルス感染対策の緩和が進んできているため、公共の場でのマスク着用など…

【On the treat Super Season】“おすしとスサシ”から見る、無限の可能性

いま推している“おすし”こと、アイドル・On the treat Super Season。 メンバーそれぞれが異なる個性を放ちながらも、一人ひとりの“旨味”が美味しく溶け合うパフォーマンス。それから病みつきになるメロディやサウンドは、聴くものをたちまち笑顔にしてしま…

時空を超える「Super Ocean Man」から感じた、banvoxの固い意思

banvoxがダンスミュージック界を率いる日本人スターのひとりだという人がいたら、それは半分正解であり、半分違うと思う。彼はもっと自由なのではないか――。 “ジャンルや型に縛られたくないんですよ”。以前どこかで読んだインタビューでそう話していたbanvox…

WANIMAの「曖昧」に問われた“本気度”

突然の出逢い Apple Musicのプレイリスト「トゥデイズ J-ロック」を流しながら作業していたのだが、WANIMAの「曖昧」のところでふと手が止まる。 メロディがなんとなく心地よく、楽曲をクリックしてみる。そこには「曖昧」と大きく書かれた文字と、男女が楽…

“リアルプリンセス”ちゃんみな――“今”を生きる彼女が更新する“プリンセス像”を観た

「私はずっとプリンセスになりたいと思っていました」。 先日、日本武道館にて行われた単独ライブ「THE PRINCESS PROJECT - FINAL -」で、そう話してくれたちゃんみな。デビューアルバム『未成年』から「世界一 microphoneが似合う princess」や「I'm a prin…

奥深さを感じる、Zeddの「Funny」

美しいメロディラインに定評のある、Zedd。 「Stay」や「The Middle」では、そのお洒落なメロディに乗せて、切ない歌詞が響き渡る――。筆者は見事なまでに溶け合った、その美しいハーモニーがたまらなく好きなのだ。 先日開催された「SUPERSONIC 2021」に出演…

コロナ渦に見る、マキシマムザ亮君の“変わらない”カッコよさ

変わってゆくものの中にある、変わらないもの 今でも感染拡大が続いている、新型コロナウイルス。コロナ渦に巻き込まれてからというもの、マスクが外出する上での“必需品”となったり、ソーシャルディスタンスを心掛けるようになったりと、私たちの日常の多く…

KANA-BOON、ЯeaL、サカナクション…“SNS”がテーマの曲から、その使い方を考えてみた

私たちは何かとスマホをチェックしがちである。 LINE、Twitter、Instagram、Facebook、YouTube、TikTok、Clubhouseほか、数多のSNSがひしめき合う今。スマホを手放せなくなっている人も少なくない。 そうしたSNSを楽しむ目的で使用しているのならよいのだが…

“ヘタクソ”のその先へ――“愛すべきラブソング”たちの想いよ、響け

歌の上手い、下手だけで曲を判断する人がいる。 “下手”だと感じれば、簡単に切り捨ててしまう人が、残念ながらいる。 誰かにとっては、“ヘタクソ”に感じるのかもしれない。それでも、他の誰かにとっては、“愛すべき歌”にだってなり得ることがある。 その“違…

Ambivalent about VaVaの「悲しいAkon」

VaVaの「悲しいAkon」が突き抜けている。 これまで“アンビバレント”といえば、欅坂46(現、櫻坂46)のそれが浮かんだが、私の脳内ディクショナリー・“アンビバレント”ページの中に、新たな曲が刻まれた。 それが、この曲。VaVaの「悲しいAkon」である。 悲し…

【YOASOBI】自分の中に眠る“怪物”を飼いならせ

無関係ではない怪物 怪物は、人間に害を与えたり、襲ったりする恐ろしい生き物として、はるか昔から描かれてきた。 例えば、ギリシア神話に登場するメドゥーサ。蛇でできた髪を持ち、見るものを石化してしまう魔力を持つ怪物として描かれていることは有名だ…

【自信がない女の子へ】持つべきものは“イケメン”

“kawaii”や“美しさ”。それは女の子にとっての一生のテーマなのかもしれない――。 今日も若い女の子たちがこぞってゲームセンターのプリクラコーナーに集っている。パッチリデカ目、透き通るような肌、輝く髪――。“女の子の憧れ”を一瞬で手に入れることのできる…

【BABYMETAL】“シヴァ神”が降臨した、“闇の世界”から感じたこと

シヴァ神――彼はダンスの神でもあり、破壊を司る神様だ。よりよい世界を創造するために、踊りながら今あるすべてを破壊し、再び再生へと導く力を持っている。いわゆる“破壊神”である。 BABYMETALが“闇の世界”をテーマに展開した1月26日のライブパフォーマンス…

【Devil ANTHEM.「VS」】アイドル戦国時代で戦う、乙女たちの“リアル”

「これは私たちとみんなとの戦いだよ!」 先日行われたライブツアー「Hang Out With Sound TOUR」の大阪公演で、そう話していたくるみちゃん。新曲「VS」について、笑いながらコメントしていた。この曲では、メンバーとファンが互いに熱量を競い合うようなフ…

ヨルシカ、秋山黄色、サカナクション…“恋うた”5曲で恋愛ファンタジーを描いてみた

いよいよだ。 梅雨は明け、もうすぐ本格的な夏がやってくる。 「そろそろ素敵な恋、したくない?」 私の中のブルゾンちえみがそう問いかける。そんな恋の季節の到来だ。 そこで今回は、恋愛ソングを紹介していきたいと思う。 以前、テレビ朝日系の音楽バラエ…

CY8ERの「ごーしゅー!」から感じた、苺りなはむの想い

「ごーしゅー!」と初めて出逢った日 ヒーリングミュージックとEDMが掛け合わさったようなサウンドが轟く――。 今年の2月11日、イベント・東京ぴこぴこフェスに出演していたCY8ER。間のMCを挟んですぐ披露してくれたのは、「ごーしゅー!」だった。 イントロ…

BABYMETAL、RADWIMPS、KANA-BOON…アーティスト6組で表す、時間に追われている人の1日

時間厳守。それは日本にいる限り、つきまとう問題だと思っている。 “時間を守ることが美徳”とされている日本の文化 日本は時間に厳格な国だと思う。日本で暮らしている限り、日々、嫌でも時間を意識せざるを得ないだろう。 例えば、遅刻なんてしたものなら大…

BABYMETALが灯し続ける“希望の光”

はじめに 新型コロナウイルスの影響で、数々のライブやイベントが中止や延期を発表している。 感染拡大防止のために求められている、不要不急の外出、および密閉空間・密集場所・密接場面の「3つの“密”」の回避は、やはりエンターテインメント業界にとって痛…

大事にしたいもの持って大人になるんだ

はじめに 新型コロナウイルスが猛威を振るっている。 感染拡大防止のため、卒業式が次々と中止になるほか、各地で臨時休校の措置がとられるなど、その影響力は凄まじい。 また、ライブやイベントなどの自粛も相次いでおり、エンターテインメント業界に携わる…

CY8ER、ゆるめるモ!…“ネズミ”で表す、アイドルたちのロック魂【子年記念】

はじめに 有名な“ドブネズミの曲” ゆるめるモ!の「ガチャガキ」 CY8ERの「東京ラットシティ」 感想 はじめに “アイドルたちのロック魂”というタイトルに、どこか違和感を感じる人がいるかもしれない。「畑違いだ」とか、「何言ってんだ」なんて声すら聞こえ…

Fear, and Loathing in Las Vegasに2度泣いた、CDJ19/20でのお話

“なんちゃらラスベガス”の愛称でも親しまれる、Fear, and Loathing in Las Vegas(以下、ベガス)。 彼らは今からおよそ2週間前となる12月31日、COUNTDOWN JAPAN 19/20(通称:CDJ19/20)のGALAXY STAGEに出演していた。 そして、この日がきっかけとなり、筆…

警笛鳴らせ! KANA-BOONが鳴らす、愛の「クラクション」

メンバーの脱退を発表し、3人で活動することとなったKANA-BOON。 しかし、彼らは立ち止まることなどなかった。 メンバー脱退からおよそ1ヶ月後には、KANA-BOONにとって初となるベストアルバムを来年リリースすること、および初のホールツアー開催を発表した…

【遅めの自由研究】サカナクションの「モス」を自由に分析してみた

今年6月にアルバム『834.194』をリリースしたサカナクション。 前作『sakanaction』から6年ぶりにリリースされたことでも話題となったが、サカナクションにとって“6年ぶり”となったのはアルバムのリリースだけにとどまらなかった。 同アルバム収録曲の「モス…

【Hump Back「拝啓、少年よ」】勝つための方法

“拳”を求めたHump Back 「手拍子大丈夫やで。ありがとう」 手拍子ではなく拳を求めた、Hump Back。 みんなで拳を突き上げたあの光景。熱量の高いパフォーマンスとメッセージ。そこで見たもの、聴こえたもの全てが胸に響いた。 これは5月に開催された、春の野…